深緑の馬ノ髪山へ

ようやく新潟県も梅雨明け!今年の梅雨はとても長く感じました。

おかげでここ一か月半は、登山もトレランもなかなか計画できず。


梅雨入り前の6月、チーフおすすめの山に連れて行ってもらっていたので

その山のご紹介をしようと思います。


名前は「馬ノ髪山(うまのかみやま)」(757m)。

ぽこっと突き出た山頂に縦に伸びる杉林の濃い緑が、馬のたてがみの様に見えます。

これが名前の由来かな?!

新潟県阿賀町にあり、あまり有名ではない“知る人ぞ知る山”だそうです!


とは言え、登山口の駐車場には立派な案内標柱があります。

3台くらい駐車できるでしょうか。


8時すぎ、快晴の中スタート!

チーフは軽快にトレランシューズです。

しばらく進むと、目の前に砂防ダムが現れます。

行き止まりのようですが、ダム左脇に階段と標識があります。

階段は崩れかけていましたが登るには問題なしです。

杉林を進んでいくと、沢に出ました。

ここからは沢に沿って、右へ左へ渡渉を繰り返しながら進みます。

沢を囲むような木々の緑がとてもきれい。

・・・あまりボケッとしていると、チーフはあっという間に見えなくなってしまうので、

道しるべのピンクリボンを目印に追いかけます。

この日は水量が少なく石も出ていたので、登山靴でOKでした。

しかし水量が多い時は長靴があると良いと思います。


何度も渡渉を繰り返し、30分くらい登っていくと沢歩きは終わり。

緑が茂って少し分かりにくかったですが、先へと続く登山道の標識とリボンを発見。

ここから先は山頂までずっと急登!

グイグイ登り一気に息が上がりますが、この尾根には今回一番楽しみにしていた

天然杉の巨木が!

どれもこれも見応えたっぷり!大きくて立派!!

何本も枝分かれした巨木の真ん中を越えていったり、巨木群を縫うように登っていく感じが楽しいです。

ここがこんなに傾斜がきつい急登ということも、一瞬だけ忘れさせてくれます。


巨木群が終わってもそのまましばらくグイグイ登り。


そしてスタートから約1時間40分、山頂に到着!

山頂は開けていて、360度の展望が素晴らしいです♪

山頂から南方面は遠くに粟ヶ岳が見えました。

西方面はうっすらと日本海。

北方面の手前は焼峰山。ここも変化に富んだ楽しい山でした。

奥は二王子岳。

東方面には飯豊連峰!

いつ見ても美しい山姿です。

山頂はこじんまりとした平たい広場のようになっています。

今回は登山仲間4人でいきましたが、ゆったりと過ごすことが出来ました。

しかし、木陰がないのでとにかく日差しが強い!


しばし爼倉山への縦走路を探すチーフ達。

ほとんど人が入っていないのか、道らしきものはあるものの藪になっていて

よく分かりませんでした。


お昼ご飯は、チーフが担いできたユキヒラ鍋で(大型コッヘルが見当たらなかったそう)

野菜スープとおにぎり!美味しかったです♪

日差しがジリジリ暑いので、サッと食べて下山開始。

急登箇所の下りは足に堪えました~。何度か滑ってしまいました。

沢の岩も滑りやすいし、下山中はずっと踏ん張っていたように感じます。


登る人が少ない山とは聞いていましたが、本当に最初から最後まで全く誰にも会いませんでした!

山全体を自分達が独り占めしているような贅沢な感覚。

深い森ときれいな沢に囲まれて、とても登りごたえのある魅力的な山でした!

またぜひ行きたい山です。



スタッフ*ナツミ



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