今年最後の登山! <新潟県 粟が岳>

10月中旬、新潟県の加茂市と三条市にまたがる粟ヶ岳(1,293m)を登ってきました。

個人的に山容が好きで、いつか登りたいと思っていた山。

毎年恒例となっている、チーフとの紅葉登山に今回リクエストしました!


以前スタッフ石川さんが、加茂市からの「中央登山口」ルートを登ってすっごくきつかったと話していたので、今回は三条市から登る「北五百川登山口」ルートでスタート!

しばらく沢に沿って歩きやすい平坦な道を行きます。

橋を渡り、沢を渡ってどんどん山の中へ。

登山道の脇に大きなブナの木がありました。人と比べると幹の立派さが際立ちます!

その先はだんだんとブナ林が増えていきます。

この辺で3合目。

4合目へ来ると突然大きな岩が多くなります。

“粟石跡”と書かれていますが、ここにはかつて大きな岩があり、それが昭和39年の新潟地震で沢に落ちてしまった跡らしいです。

急登の岩場を登ると視界が開けました。

前回登った袴腰山や守門岳方面がきれいに見えます。


一息つきたい所でしたが、すぐにスズメバチがブーンと警戒しに飛んできました。

危ないので先を急ぎます。


そして5合目に到着!

避難小屋と粟薬師奥ノ院がありました。

ブナ林に囲まれた広場になっており、野菊が咲いていて、古めかしい小屋がいい雰囲気。


その後はしばらく美しいブナ林を満喫しながらのんびり歩きます。

白々した幹が美しいです。


登山道分岐に到着。奥に伸びる道は袴腰山につながっているようです。

その後も、なかなか傾斜のきつい山道を登り続けます。

これが足と気持ちに地味に効いてくるもので、だんだんと「まだ6合目過ぎか・・・長いなぁ・・・」と思ってしまいます。


しかし7合目の尾根に出ると、そんな気持ちは吹き飛びました。

ようやく山頂の全貌が見えました!

3つの峰が印象的です。


「よーし、もうひと頑張りだぞー!」とチーフの掛け声で、気持ちも新たに出発!

八合目過ぎたあたりで、今回気になっていた“午の背(うまのせ)”が見えてきました。

左右切れ落ちた岩場。

高所が苦手なのでドキドキしましたが、意外と足場の幅があったので一安心。



ちょっと腰は引けましたが、難なく渡れました。


あとはすぐに頂上!・・・というわけにはいかず、最後の最後に急登が待っていました。

これがきつかった!

息を切らしながら、標高差約100mを一気に直登します。

そして、ようやく粟が岳山頂に到着~!!


頂上は広めで、展望が素晴らしい!

あいにく曇ってしまいましたが、川内山塊や越後平野、その先の弥彦山・角田山がキレイに見渡せました。


先客は誰もいなかったので、ゆっくり景色とお昼ご飯を楽しみました。


しかし、来た道を引き返すと思うと憂鬱・・・

案の定、下りも長い長い道のりで、肉体的にも精神的にもきつかったです。

翌日はひどい筋肉痛でまともに歩けませんでした!



紅葉真っ盛りには早すぎましたが、登ってみたかった山に行けた今年の紅葉登山。

楽しさいっぱい、キツさもいっぱい!!充実した登山となりました。


いつかもっときついと言われる中央登山ルートで登ってみようと思います!

しばらくはもういいですが・・・



スタッフ*ナツミ

OUT SPOT

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